先週、2カ月ぶりに膝痛、半月板損傷(整形外科の診断・治すなら手術とのこと)の方が再来院されました。
「全然治っていない」というコメントでしたが、2カ月間、膝の痛みは殆ど無かったそうです。
但し、可動域が回復し切れていないということで、その改善をしたいとのことでした。
因みに、2カ月前に半月板損傷ではないと想定して治療をした結果、痛みがほぼ消失しているので、治療の方針は間違っていなかったようです。
今回は、これまでの治療を更に徹底して、弛緩を意図した筋肉をほぼ緩めることができました。結果として、可動委は少し改善したのですが、完全回復を阻害する別の筋肉の存在が明らかになりました。
こういった状況は普通のことで、状態の悪化は、個々の筋肉単位で起こるわけではなく、複数の関連部位が悪化します。それらを一つ一つ状態を良化させていくため、根気のいる治療となります。
弊院では、ザクっとした(腰とか肩など)の治療はしません。
あまり効果が見込めないからです。
不具合の原因となる筋、腱、関節、神経等を特定して、それぞれに合った治療を行います。
故に、長年治らなかった症状を改善させる可能性が高いのです。
余談ですが、長期間動かなかった筋肉を改善させるには、良化する過程で強い痛みを感じることがあります。これは、良化した部分と良化していない部分の軋轢が原因と推察されます。
まれに痛みが悪化したと不満を仰る方がいますが、なるべく早く治そうとすると避けられないことと思います。
避けるためには、時間と費用をかけて、ゆっくりと改善していけばよいのです。
お悩みの方は一度ご相談ください。
院長